中島京子著「平成大家族」。
積読本から…。
元歯科医の緋田龍太郎は、妻の春子とその母タケと悠々自適の隠居生活をおくっていた…引きこもりの長男克郎も共に。
そんなある時、長女逸子家族が夫が事業に失敗し、中学生のさとるも連れて家族3人で引っ越してきた。
次女友恵までもが離婚して戻ってきた。
しかも、元夫ではなく、年下の売れない芸人の子供まで身ごもった状態で。
緋田家は、母屋と離れと物置小屋にそれぞれがうまい具合におさまり、色んな思いを抱えながら生活を共にしていく。
それぞれの目線で物語が進んでいき、とても小気味よい感じ。
深刻になろうと思えばそれなりに悩んでしまうくらい、次々に騒動が押し寄せるのだけど、どこか面白く描かれていて楽しく読めました。
どんな家庭でも、必ず何か問題があり、自分が一番大変だと思いがちだけど、外からそうは見えないのだなと改めて思いました。