森沢明夫著「津軽百年食堂」。

青森三部作の一作目。

久しぶりの森沢さん。

お邪魔しているブロガーさんが、青森三部作の一つを読んでおられて、手にとってみました。


弘前出身の陽一は、東京でバルーンアートで日々の糧を得ていた。

実家の食堂を継ぐつもりが、全く関係のないフリーターのような事をしている自分に嫌気がさしていた。

そんな時に出会った、同郷のカメラマン見習いの七海と付き合うようになる。


ある時、弘前の父が交通事故にあい、骨折したとの知らせに、5年ぶりに帰省した陽一。

さくらまつりの準備を手伝ったり、久しぶりの家族や友人との触れ合いで、だんだんと気持ちが固まっていく。


陽一が帰省した辺りから、昭和を感じて、自分の高校生の頃も思い出したりと、懐かしい気持ちになりました。

田舎って、べったりしていて正直うっとおしい部分もあるんだけど、帰るとみんなが声をかけてくれてあったかい気持ちにもなる、そういう良いとこもあるんですよね。


陽一と七海の恋の行方も、将来の自分達の仕事も、いい感じに落ち着いた終わり方でした。

久しぶりの森沢ワールド、相変わらずの優しさに包まれました。