小野寺史宜著「その愛の程度」。


主人公の豊永守彦は、妻成恵の職場の同僚達とその家族らで、川遊びに来ていた。

そこで娘菜月(成恵と前夫との子供)と他の家族の娘留衣が溺れてしまう。

すぐに助けて事なきを得るが、守彦が娘の菜月だと思って助けたのは、留依だった。

その出来事がきっかけで、菜月との関係がぎくしゃくし、思わぬ展開へと…


これまでに数冊読んだ小野寺作品の中で、最も後味の良くないお話だった。

特に、主人公の妻成恵の言動が、あまりにも都合が良すぎて、腹が立って仕方なかった。


他にも、どうなのか?というような女性も登場する。

主人公守彦に関して言えば、受け身な感じで、そこが女性としては物足りずに苛つくのかもしれない。

もっと愛情を感じるお相手であれば、また違う展開になったのかな。

作者の小野寺さんは何が言いたかったのかなぁ…