宇佐見りん著「かか」。

デビュー作。

浪人生のうーちゃんは、母との関係性に苦しみ、熊野への旅をする。
旅を通して、母への想いを整理していたのかもしれない。

父と離婚した母は、だんだん壊れていき、酒を飲んでは自傷行為を繰り返し発狂する。
かかを殺してしまいたい、だけど、かかを愛してる。
そうか、それならかかを殺して、うーちゃんがかかを孕んで産んで育てればいいのだ。

どこの方言なのか、九州の言葉のように感じられながら読み進めました。
とにかくすごくて…どんな感想を書けるのかすら思い浮かばず。

うーちゃんのかか自身も、母親との関係に苦しめられていて、結果、それが連鎖しているのかな。
だから、うーちゃんはかかを自分で産んで、しっかり愛情深く育てたい、そうすることで、このいびつな母娘の関係を精算できると思ったのだろうか?
なかなか難しい小説でした。

ただただ圧倒されっぱなし。
これが我が息子と同年代の子が書いたのか…
芥川賞受賞した「推し、燃ゆ」も読んでみたい。