小野寺史宜著「近いはずの人」。
突然の事故で妻が亡くなった。
友人との旅行だと思っていたのに違った。
遺された妻の携帯から、何か分かることはないだろうかと、日々、0000から順番にロックの解除を試みるのが習慣になった俊英。
そしてロックが解除された時、目にした妻と8という男とのメールのやり取り。
残された夫の再生の物語。
もし若くして配偶者を不慮の事故で亡くしたら、どうなってしまうだろう。
この俊英の行動は分かる気もする。
立ち直るには、やっぱり自身が納得しないと前を向いていけないのだろうな。
携帯のロックを解除する日々は必要なものだったのかも。
小野寺さん、日常の、何気ない人の心を描くのがうまいなぁとつくづく思いました。
3冊目にして、好きかも、この作風と思った。
他の作品も読んでみます。