野村美月著「むすぶと本。『さいごの本やさん』の長い長い終わり」。
初読み作家さん。
ブロ友さんが紹介していて気になり読んでみました。

東北のとある町にある最後の一店となってしまった幸本書店。
店主が急逝し、閉店が決まり、一週間だけ営業することになった。
そこへ店主の遺言で、書店にある本全てを任せられたと、東京からやってきた高校生のむすぶ。
彼は、本の声が聞こえるのだと言う。

昔を懐かしんでやってくるお客さん達。
人生を変えた一冊の本の話。
明らかになる、店主の本当の死の原因。

本と会話できるという設定は、ちょっと驚きでしたが、誰にでも大切な一冊ってあるのかもしれないなぁ〜と思いました。

中学生の頃は、氷室冴子さんが大好きで、読みまくり、三浦綾子さんの本にも出会って、高校卒業までにほぼ全部読んだなぁ。
やっぱり、あの頃に本から受けた感動って、何十年たっても覚えている。
すごいことですよね。

本屋さんが舞台の小説は、やっぱり面白いです。