瀧羽麻子著「左京区七夕通東入ル」。
初読みの作家さん。
京都の大学に通う花は、友人に強引に誘われ、合コンへと繰り出す。
遅れて来て目の前に座った龍彦は、同じ大学の理学部数学科。
花の苦手な数学を、この人は生き生きと語る。 その姿に惹かれ、少しずつ距離が近くなる二人。
龍彦の学生寮にも遊びに行き、ヤマネやアンドウとも仲良くなる。
既に就活を終えて、卒業したら東京へ行く花の残り少ないキャンパスライフと、そのまま院へと進学し数学にうちこむ龍彦やヤマネとアンドウとの関係性。
読んでいると、自身の学生時代を思い出しました。
このままがずっと続けばいいのに。
だけど、このままではいられない。
離れ離れになる二人は、これからも続いていくのだろうか、そうであってほしいと思いながら読みました。
私は、学生時代の恋は残念ながら実らなかったなぁ。
遠距離って難しい。
誰にでもこんな時代があったよね!と懐かしい気持ちになった1冊でした。