小川糸著「ファミリーツリー」。
主人公のリュウは、遠い親戚のリリーに恋をした。
東京に住むリリーは、夏休みになると、リュウのいる長野を訪れる。
リュウは夏休みが待ち遠しくて仕方ない。
そんなある時、捨て犬をひろい、海と名付け、どんな時でも一緒に過ごすようになる。
だけど、ある時火事にあってしまい、そこから思春期を迎えたリュウと父親との関係はぎこちなくなっていく。
そしてリリーとの関係にも影を落とす。
主人公のリュウが幼い頃から大学生までのお話。
一つの家系の物語。
ここに登場するリュウの曾祖母の菊さんの存在がすごく良かった。
菊さんを私の祖母、リュウを息子と重ねながら読む場面が多々ありました。
親には言わないだけで、本当は息子も、リュウのように色々と言葉にできないこと、あったのかなぁ…なんて考えました。
それぞれの家にそれぞれの歴史がありますね。
小説の結末は、これがあと5年ほど先ならば、心から納得できたけど、少し急ぎすぎたような気がしました。