凪良ゆう著「滅びの前のシャングリラ」。
一ヶ月後、小惑星が地球にぶつかり人類は滅亡する。
テレビで首相の会見が行われ、その日が近付くにつれ、秩序が損なわれ、殺人や強奪など無法地帯となっていく。
高校でいじめられていた江那友樹は、小学生の頃から好きだった藤森さんが、東京にライブに行くと言うのを聞き、彼女を守るため、ついていくことにする。
一方、チンピラの信士は、人類滅亡の前に昔好きだった静香に会いに行く。
その静香が隠していた秘密を知る。
ネタバレするので詳しく書けないけど、小惑星が地球にぶつかる迄の、それぞれの日々が描かれています。
もう死んでもいいと思っていたのに、今になって毎日が愛おしく、幸せすら感じる。
小惑星でなくても、今、世界中がコロナに翻弄されていて、何とも言えない気持ちになりました。
本書、以前読んだ「流浪の月」とは全く違った雰囲気でしたが、最後まで夢中になって読みました。
本当なら人類滅亡なんかせずに、本書の登場人物達がその後おくるであろう人生を読みたいけど、そういう設定ではないので…。
最後だから、これまでの自分と違う部分を出せたのであって、このままの日々が続くなら、変わる事は難しいのかなと思います。