津村記久子著「とにかくうちに帰ります」。
昨年出会った作家さん。
タイトルが面白いので読んでみた。
三作品収録。
表題作「とにかくうちに帰ります」は、仕事中にどんどん天候が荒れていき、交通機関もストップする中、なんとしてでも家に帰ろうとする人々の話。
豪雨の中、バス停を求めて歩く様子が目に浮かび、読む側も、一刻も早くうちに帰らせたい!と思ってしまう。
「職場の作法」は、職場のあるあるが描かれていた。
例えば、ポールペンだったり、定規だったり、自分の持ち物がいつの間にか紛失していて、気がつけばある特定の人物の机に転がっている…。
こういう人、いるよなぁと少しイラッとしながら共感した。
津村さん、日常の見逃しがちな部分を切り取って掘り下げるのが上手いなぁ。