白石一文著「ほかならぬ人へ」。
『ほかならぬ人へ』『かけがえのない人へ』の2作品。

『ほかならぬ人へ』の主人公明生は、いわゆる育ちのいいお坊ちゃん。
親の反対をおしきり、なずなと結婚するが、裏切りにあう。
そうした出来事や悩みを会社の先輩に相談するうちに、彼女からとても良い香りがすることに気付く。
そして少しずつ彼女に惹かれていく。

結末がとても切なかった。
仕方ないのだろうけど、つらすぎる。
“ベストの相手が見つかったときは、この人に間違いないっていう明らかな証拠があるんだ。”
と明生のセリフがある。
そんなことを感じたことのない私は、では誰と結婚したのだろうか?
そんな運命の相手と出会える人はどれくらいいるのだろう。

『かけがえのない人へ』は、正直全く共感できなかった。
かけがえのない人に気付いた時には既に手遅れだったということか…?

この両方の作品は色々な愛の形を描いているのかなぁと思った。