桂望実著「オーディションから逃げられない」。
主人公の渡辺展子は、子供の頃からついてないと思っている。
学校では、同じ渡辺姓の美人な久美と比べられ、美術部では一風変わった絵を書く仲間ばかりが認められ、就活も上手くいかず、結婚しても夫の会社が倒産したり…
オーディションを受け、選ばれない。
そんな風に思っていた。

夫の会社が倒産したのを機に、実家のパン屋を継ぐことにした展子。
そこでも色々な事が起きるのだが、友人の言葉により、間違いに気付く。
自分は恵まれているのだと…

途中から、パン屋が舞台になるので、とても興味深く読みました。
人生をオーディションに例えてあったけど、オーディションというよりは、人は常に選択しながら生きているのだなと思います。
誰だって選ばなかった道の先を想像することはあるでしょう。
でも、着地点はそんなに変わらないのかもしれないなとも思います。

読みやすくて一気に読めました!