窪美澄著「たおやかに輪をえがいて」。
主人公は夫と大学生の娘と三人家族の絵里子、52歳。
パートをしながら暮らすごく普通の主婦。
ある時、クローゼットの床に何かのポイントカードが落ちているのを見つけた。
それは夫が通っていると思われる風俗店のものだった。
絵里子は自身のモヤモヤした思いを吐き出せずにいつもと変わりのない日常をこなしていく。
だが、娘の事がきっかけとなり、絵里子の生き方は変わっていく。

とても長い物語でした。
でも次が気になりどんどん読めました。
絵里子の今だけでなく、夫との出会いやそれより前の恋愛などが描かれています。
私自身の若かりし頃と重ねながら読みました。
この絵里子の夫は文学部卒の本好き。
これがすっごくうらやましかった。←そこ?って感じだけど笑
そしてこの絵里子は恵まれた環境にいる。
お金もあるし、働かせてくれる頼りがいのある親友の存在。
現実はなかなかこうはいかないよね。
でも読後感はよかったし、読んでよかったなと思える一冊でした。