塩田武士著「罪の声」。
京都市内で紳士服のテーラーを営む曽根俊也は、ある日、父の遺品の中から、黒革のノートとカセットテープを見つける。
そのカセットテープから聞こえてきた声は、子供の頃の自分の声だった。
そしてそれは、31年前の未解決事件、『ギンガ萬堂事件』の脅迫に使われた声であることに驚いた俊也は、自分の家族が事件と何らかの関わりがあるかもしれないと、調査を始める。

一方、大日新聞の記者、阿久津英士は、年末掲載予定の未解決事件『ギンガ萬堂事件』について調査することになる。

双方がさまざまな聞き込み調査を進めていきながら、ついにこの二人が対面することになり…

本書は、グリコ・森永事件をモチーフに描かれています。
私は子供だったのでなんとなくしか覚えていませんが、未解決なんですね。
とにかく濃い内容でした。
曽根と阿久津が対面してからの展開は一気に読めて、最後は涙。
読みごたえのある作品でした。

秋に映画公開のようです。
曽根俊也→星野源
阿久津英士→小栗旬
原作を読んだ者としては、なかなか良いキャスティングだと思います。
登場人物が多いので、映画の方が理解しやすいかもしれないですね。