村上春樹著「一人称単数」。
販売してすぐに購入。
図書館予約本が次々にやってきたので、しばらくあたためていました。

短編集。
いつもなら全てがすんなりと入っていくのに、今回は…。
好きだったのは『ウィズ・ザ・ビートルズ』。
高校の頃に付き合っていた彼女との夏の思い出。
ある日、約束を間違えて彼女の家へ行くと、そこには彼女のお兄さんしかいなかった。
なぜかお兄さんにその時携帯していた芥川の【歯車】を朗読するはめになる。
そして18年後、そのお兄さんと東京の道端で偶然に出会い、とうに別れていた彼女の近況を聞き、言葉を失う。

他収録作品『品川猿の告白』は、15年前の短編集「東京奇譚集」に収録されている『品川猿』の続編。

この二作品以外は正直今一つ。
村上主義者(昔はハルキストと言ってたけど)なのかな、発売されれば自動的に購入するけれども、一ページずつめくる時の、読みたいのに読み終えたくないという感覚はなかった。

そう言えば、本書の前に5月頃読んだ「猫を棄てる」は世代的に私にはさっぱりだった…残念。

今回再読した「東京奇譚集」は良かった!
収録の『ハナレイ・ベイ』は少し前に吉田羊さんで映画化されています。