柚木麻子著「BUTTER」。
週刊誌記者の町田里佳は、男たちの財産を奪い次々と殺害し、世間を震撼させた梶井真奈子との面会をとりつける。
親友の伶子の助言をもとに、梶井の興味のある料理から話をひろげていく。
そこで梶井からバターの美味しい食べ方を教えられ「次にあなたとしゃべる時があるなら、マーガリンを食べるのをやめると決めた時」と言われる。
それからはまるで梶井に洗脳されたかのように、梶井の指示通りの食事をしていく。
目的だった独占インタビューもとりつけ、梶井の信頼を勝ち取ったと思った矢先の裏切り。
里佳はどん底に…。
そうやって梶井に振り回されながら、梶井の気持ち、殺された男たちの気持ちが、里佳には分かるような気がした。

本作の梶井真奈子は、実際の事件木嶋佳苗がモデルです。
読みながらずっと彼女の顔が離れませんでした。
あまりにもショッキングな事件だったし、記憶に残っています。
柚木さんなりの解釈なかなか面白かったです。
読みながら、バターたっぷりのお菓子を作って食べたい気持ちになりました。