積読本から、恩田陸著「月の裏側」。
九州の水郷都市・箭納倉。
ここで三件の失踪事件が相次ぐ。
いずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、数日後にひょっこり戻ってきて、失踪中の記憶がないのだ。
事件に興味を持った元大学教授・協一郎は、元生徒の塚崎多聞、新聞記者の高安、娘の藍子と共にその謎を解き明かそうとする。
少しずつ真相に迫りながら、彼らはある者の存在に気付いていく。

ここで描かれている箭納倉とは、柳川の事です。
この都市独特の造りが思わぬ展開をまねきます。

恩田さんの作品はこういったミステリーっぽいファンタジーな物が多いですね。
好き嫌いがはっきり分かれます。
最初は合わないかなと思いながらも、ある者の存在が気になりどんどん読んでしまいました。
私達が当たり前と思っているのが表側の姿なのか、それとも裏側の姿なのか…?
とても難解な作品でした。