一木けい著「1ミリの後悔もない、はずがない」。
ブロ友さんが紹介していて、気になって読んでみた。
複雑な家庭環境に育つ由井は、中二の四月に桐原と出会う。
どんどん桐原に惹かれていき、二人は付き合うことになる。
だけど、由井の家庭の事情で突然姿を消すことになる。
時が経ち、娘と共に訪れた、かつて家族で逃げてきた土地で、当時お世話になった人に再会する。
そこで由井に渡された古い手紙。
それを読んだ由井が思ったことは…
これがきっと本書の題名につながるのだろう。
中学生の恋愛にしてはかなり驚くけど、自分の頭のなかで、高校生くらいに置き換えると、割りと受け入れられた。
幼い頃から家庭環境に恵まれなかった由井にとって、桐原の存在は生きる意味を与えていたのだろうと思う。
そして、最後の一ページを読んで、泣いた。
この手紙を読んだ由井の気持ちは、1ミリの後悔もない、はずがない…よね。
私も後悔ばかりの人生。
時を戻せるなら、あの時に戻りたい。
そうしたらどんな人生を送っていただろう。
あの日、あの時…きっとそうやってみんな生きているんだろうな。