辻村深月著「盲目的な恋と友情」。
元タカラジェンヌの母をもつ蘭花は、自身の美貌に無自覚で恋も知らなかった。
大学のオケでバイオリンを担当していた蘭花の前に、外部から茂見星近という美しい青年が指揮者として現れる。
茂見との出会いは、蘭花の人生を狂わせる。
そして、蘭花の親友留利絵の視点で描かれた二人の関係性。
最後は衝撃的な結末。
誰もが別れた方がいいと口を揃える恋愛でも、本人はどうしても別れられない。
こういうケースって、特に若い頃にありがちだと思います。
泥沼にはまっている時は、外野の声は届いてないんですよね。
この作品は、女性のドロドロとした本音が描かれていて、とても嫌な気持ちになりつつも、あ~なんか分かるな~という感じ。
こういう女性の内面を表現するのは、辻村さん上手いです。
でも、読み終わると、安っぽいサスペンスドラマを見た後の感じでした