辻村深月著「ツナグ 想い人の心得」。
「ツナグ」の続編。

死んだ人間と生きた人間を会わせる使者(ツナグ)を亡き祖母から受け継いだ歩美。
今回は、不慮の事故で亡くなった少女に会いたいと望む親だったり、顔も覚えていない父に会おうとする青年だったり、歴史上の人物に会いたいと願う高齢男性だったり。
それぞれに切実な気持ちが伝わってきて、また自分と置き換えてみて泣いてしまった。

歩美が、働きながらツナグの仕事もして、自分にとって大切な人を見つけたところで終わったので、続編があればいいなと思う。

本書でそうだなぁと共感した言葉。
『想い人や、大事な人たちと、同じ時間に存在できるということは、尊い。』

前作「ツナグ」の感想で、私は迷わず祖母に会いたいと思いました。
今もそうです。
だけど、昨年の夏、あのまま夫がいってしまっていれば、きっと夫だったのだろうと思います。
前置きのない突然の死は、のこされた者たちの心の整理がつきません。
そして、何か言っておきたい事があるのではないか?と想像するのです。
幸いにして生還しましたので、やっぱり大好きな祖母に会いたい。
きっと泣いたり笑ったり…どんな言葉をかけてくれるか、予想はつきますがおねがい