伊坂幸太郎著「シーソーモンスター」。
「シーソーモンスター」と「スピンモンスター」の2作で構成されています。

「シーソーモンスター」
北山と結婚した宮子は、姑と三人暮らしの専業主婦。
宮子と姑の仲は最悪だ。
姑は、最初に会ったときから常に攻撃的な言い方をしてくる。
ある時、舅の死に不信感を抱き、もしや姑の仕業ではないのかと疑い始める。
そこから、事件に巻き込まれていく。

「スピンモンスター」
近未来の物語。
日本国民は何もかも情報を管理されてしまっている、そんな世の中。
そして、決して会ってはいけない、水戸と檜山。
宮子との遠い繋がりも。

シーソーモンスターは、宮子と姑にまさかの共通点があり、とても楽しく読めました。
スピンモンスターは、ゴールデンスランバー感があり、将来、こうして何もかも情報を管理されるようになるのではないかと不安になりました。
伊坂さんの作品は、何もかもハッピーエンドで終わるわけではなく、少しモヤモヤ感が残ります。
でも、世の中、ハッピーエンドばかりじゃない。
グレーな部分も飲み込まざるをえないことだってたくさんある。
だからかな、大好きな作家さんです。