二宮敦人著「最後の医者は雨上がりの空に君を願う」
「最後の医者は桜を見上げて君を想う」の続編。
治療を施しても、ただ苦痛しか残されていない患者には、あるがまま「死」を受け入れることを説く桐子医師と、最後まで奇跡を信じ、戦い続ける福原医師。
続編はこの二人の幼少時がメインになっています。
アレルギー体質だった幼い頃の桐子は、末期がんでも決して生きることをあきらめず、「絶対治る」と信じている、自分の母と同じ年齢くらいの女性と同室になる。
桐子は治る見込みのない自分の病気に対して、あきらめて生きているだけの日々だった。
だが、その女性との出会いが彼の考えを変えていく。
一方、福原は幼い頃、母を病気で亡くし、ただ仕事しかしてこなかった父を恨んでいた。
だが、その父が病に倒れ、認知症の症状が出始め、桐子に主治医になってもらったことで、父の若かりし頃を知ることになり…
今回も死についてまたまた考えさせられました。
生と死は隣りあわせ。
こればっかりは避けられないけど、自分の寿命は自分のことなのに分からない。
自分や身近な家族に何かあったときに、どんな治療をするのか、その治療がただの延命でしかなかった場合はどうするのか…
しっかり考えていかなくてはならないと思いました。