恩田陸著「蜜蜂と遠雷」
図書館での待ち人数はすごくて、なかなか文庫化もされず、ついに今回は購入しました。
かなり分厚い本なので、通勤時にも持ち歩けず、自宅で読む日々。
うん、通勤時に読まなくてよかった、このせいできっと乗り過ごすことになったと思います。
それくらい引き込まれてしまう作品でした。
本書は、芳ヶ江国際ピアノコンクールが舞台。
これのみ、コンクールの話のみで作られています。
主なコンテスタントは、養蜂家の父と各地を転々とし、ピアノを持たない少年風間塵16歳。
かつて天才少女として注目をあびたが、母の突然の死以来、音楽会から消えた栄伝亜夜20歳。
音楽を愛しながらも、その道に進めず、楽器店で働く妻子持ちの高島明石28歳。
優勝候補とされるジュリアード音楽院のマサル19歳。
第一次予選から第三次予選を勝ち抜き、本選で戦い優勝するまでが描かれています。
ずっと音楽のことしか、書かれていないのに、なぜこんなにも引き込まれるのか…
それも全く飽きないのです。
ここで演奏されている曲って、どんなだったっけ?と、たまにスマホで聴きながら読んだりしました。
直木賞受賞納得です。
恩田陸さんは、私の中では当たりはずれのある作家さんなのですが、この作品は今まで読んだ中でも、おそらくダントツではないでしょうか。
それから、どうやら映画化の話があるようです。
イメージがこわれるのが、とっても嫌です。