垣谷美雨著「嫁をやめる日」。
ある日、夫が急死する。
未亡人となった夏葉子は、悲しみも寂しさもなかった。
ただ、これから自由になるんだと思うと心が晴れやかになるのだった。
だが、長男だった夫の両親がなにかと夏葉子にまとわりついてくる。
大きな仏壇と、立派な墓。
仕事から戻ると、合鍵で勝手に家に上がり込んでいる姑。
そして、親戚や姑の友人からの「いいお嫁さんがいるから、老後は安心ね」という言葉。
夏葉子は40代の子なし。
夫の両親の介護を考えるだけで、胸が苦しくなっていく。
そして下しだ決断は…
本当に考えさせられました。
昔は、嫁は夫の実家に仕えるのが当たり前で、嫁は必ず義両親の面倒をみなくてはなりませんでしたよね。
ところが、今はそうでもない。
実の親子だって同居したがらない時代になっているし、私も老後、子供の世話になろうなんて考えていません。
不安だけど、施設に入れるよう貯金しないとね。
垣谷さんは、今の日本の問題点を題材にされていて、とても面白いなと思いました。