桐野夏生著「ロンリネス」。
「ハピネス」の続編。
一度は離婚を考えた有紗だったが、夫俊平と娘花奈とやり直していた。
だけど、赴任先のアメリカで、浮気をしていた夫を許し切ってはいない自分にも気づいていた。
そんな時、階下に住む高梨という妻子持ちと偶然にも言葉をかわすようになり、どんどん惹かれていってしまう。
不倫がテーマでした。
でもって、正直私はあまり共感できなかった。
本書では、有紗が、出会う順番が違っていたら…というふうに考える箇所がありました。
私の考えは、たとえどんなに大恋愛で結婚したとしても、数年たてば、そのときめきは失われると思うのです。
不倫だから、会いたいときには会えないから…そのハードルがますます気持ちを高めているだけだと思います。
いつだったか、この作品を読んだ旧友が、有紗の気持ちが分かると言っていました。
自分たち夫婦も冷め切っているからと…
そういう相手がいればこういうことになるのも分かると。
私だって似たような感じだけど、毎日とっても忙しいし、不倫なんてする暇があったら、パンを焼いて本を読みたいし、友人とランチしたい。
お互いの家族にばれないように、神経をはりめぐらして、こそこそビクビクなんて、考えただけでも面倒くさいです。
でも、なんとなくこの作品の続きは気になりますが…