筒井康隆著「残像に口紅を」
以前、テレビで紹介されていて、興味があり読んでみました。
世の中から、音がひとつ、またひとつ消えていく。
例えば、『あ』が消えたら『あ』のつく物も消えてしまう。
主人公である、作家の佐治勝男は、こうしてどんどん失われていく音を使わずに執筆をすすめていく。
後半になると、音がどんどん消えていくので、とても回りくどい荒っぽい文体になっていく。
学生の頃、日本語学概論?だったか必修科目で学んだけど、当時この本が出版されていたら、もっと面白く読めたし、きっと授業でも話が出たんじゃないかな…
ストーリー性はないけど、言葉遊びといった感じで、なかなか面白かったです。
日本語ってすごいなと思いました。