森絵都著「みかづき」
小学校の用務員、大島吾郎は、勉強についていけない生徒の補修を行っていた。
評判は高まり、いつも生徒であふれていた。
その中の生徒の母親である千明との出会いが、吾郎の人生を変えていく。
シングルマザーであった千明と結婚した吾郎は、小さな塾を開くことになる。
戦後の日本からほぼ現在に至るまでの、大島家3世代にわたっての物語。
詰め込み教育やゆとり教育などが時代背景とともに描かれており、考えさせられるところもあり…
印象に残ったのは、昔はみな同じスタートラインにたって、勉強をしていたのに、今は、スタートから差がついていると。
収入格差がそのまま教育格差になっているということ。
森絵都さんの作品は、何冊か読みましたが、この「みかづき」はちょっと今までとは、雰囲気が違っていました。
ここ数年の作品を読んでみようと思います。