羽田圭介著「スクラップ・アンド・ビルド」
芥川賞受賞作です。

同居している祖父はいつも、早く死にたい、お迎えがきてほしいと口癖のようにつぶやきます。
それを聞いた孫の健斗は、それならば、祖父の願いをかなえてあげようと、計画を少しずつ実行していきます。
健斗は毎日、筋トレに励む…そうすると集中が増し、就活にも積極的になっていく。
祖父の介護を通して、健斗も少しずつ変わっていきます。

私自身、人生の折り返しを過ぎて、最近は老後のことも考えるようになりました。
なんだかとっても怖い。
ピンピンコロリが理想だけど、だんだんと、生きているだけでしんどくなるようだし。
そして、私の父のことも考えました。
今はまだ元気だけど、弱ったらどうすればよいのか。
介護…考えなきゃいけない重い現実ですね。

読みやすくて中身のしっかりした作品でした。