アガサ・クリスティー著「春にして君を離れ」。
ミステリー小説ではありません。
彼女の作品にしては、異例かもしれません。
 
主人公はジョーンという主婦。
夫は弁護士。
三人の子供達も、みな結婚し独立している。
あるとき、次女が病気になり、バグダッドまで看病にむかう。
ロンドンへの帰途で、天候不良により、レストハウスで足止めをくらう。
周囲には何もなく、食事もまずい。
持参してきた本も読み尽くし、これまでの結婚生活を振り返るジョーン。
自分は良妻賢母だと思っていたが、本当は違うのではないか。
子供は母を嫌い、夫も妻を愛してはいないのでは・・・。
そして、決して見ようとしなかったたくさんの疑問を正面から見つめ直したとき、彼女は愕然とします。
 
この作品は誰も死なないけども、心理的にはとても恐ろしいと感じました。
アガサ・クリスティーはこんな作品をのこしていたのですね~。
 
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