絲山秋子著「沖で待つ」。
平成17年度下半期芥川賞受賞作です。
この本には他に「勤労感謝の日」「みなみのしまのぶんたろう」も収められています。
 
「沖で待つ」は、主人公と同期の太っちゃんが福岡に赴任し、そこで成長していく過程と同期の連帯感のようなものが描かれています。
実際、作者は大手企業で働いていて、福岡に赴任した経験があるようです。
 
私は、一緒に収録されている「勤労感謝の日」が好きでした。
失業した36歳の主人公が、近所のおせっかいなおばさんに無理やり見合いさせられるお話です。
その見合い相手の事を「見た瞬間気持ちがどんよりするような不細工」と表現したり、
とにかく歯に衣着せぬ物言いが小気味よいのです。
久しぶりに本を読みながら吹き出してしまいましたにひひ
 
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