昨日、5時間の仕事に出かけた。
日本から帰ってき来て、一ヶ月少々してからまた仕事に復帰できた。
1度提出した辞職願い。
出したくなかったけれど仕方なかった・・・。
あの時点で、先が見えなかったから。
でもね、人事の担当の人が、
「全て落ち着いて、元の状態に戻ったらまたいらっしゃい。」
と言ってくれていた。
ありがたかった。
まだ、色々と日本に気がかりな事はあったけれど、このアメリカの
このカリフォルニアに私の生活の基盤はあるわけで、
一緒にいる時は喧嘩ばっかりしていても、
ぱんがいない間、家の中をグチャグチャにしてても、
ぱんの事を待っていてくれた旦那がいる訳で・・・。
だから、旦那の為にも自分のためにも、なるべく早くもとの生活に戻さないと
って思った。
そして、「非常勤でもいいから・・・。」って思って、職場に行ってみた。
人事の担当の人と涙の再会。
大きなHug。
部屋で話し始めて、
「良い話があるの。貴女が電話をかけてきてくれた前日に、
公式に貴女の籍を抹消しようかどうしようか考えていたところだったの。」って。
正式に除籍せずに、待っていてくれたんだ。
ありがたかった。
少しずつ元の生活と、元の自分に戻っています。
自分だけでここまで戻ったんじゃないんだよ。
旦那や従妹達や親戚やアメリカの友達、日本の友達、アメーバの友達、
職場の友達・・・みんなに支えられてここまで来た。
自分も自分の周りも、前と全く同じじゃないけど、永遠に同じである事は無理だから。
生きているものは、必ず歳を重ね老いる。
生きていると、色々な事が起きるんだなぁ・・・ってこの歳になって
自分の身をもって、やっと感じるようになった。
だから、「毎日毎日、そして一瞬一瞬を大事に生きないといけない。」という言葉も
やっと本当に解るようになった。
そして今回の震災。
人それぞれ違うのかもしれないけれど、本当に大変な時って、
泣いたりわめいたり出来ないような気がする。
じっと悲しみをこらえて、自分が今やるべき事を黙々とやる。
日本でぱんがそうだったから・・・。
老いて身体的に何かをする事ができなければ、周りに迷惑をかけないように
じっとこらえて今の現状を受け入れて、助けてくれる人達に感謝する。
被災地の避難所のお年寄り達の事を聞いたり見たりして、そんな事を思う。
なんて辛抱強い人たちだろう。
この中の沢山の人達は、戦争も耐えてきているはず・・・。
ぱんのことなんて比にならない。
日本人というものは、巌に水が少しずつ染み入って、金槌で叩いてもどうしても
壊す事のできなかったその塊を、時間をかけてじっくりと粉々にしていくような、
静かだけれど凄い強さを持った民族だと思う。
自分の命を懸けて、働いてくれている人もいるんだってね。
一杯一杯耐えている被災地のお年寄りや、その他の子供達も含めた人たちに、
少しでも1回でも多くの笑みが戻ってくる日が早く来ることを祈ります。
ぱんも笑える日が少しずつ増えてきたから、
お天気おじさんだったNHKの倉嶋さんが言う、
「やまない雨はない」
なんだと思う。
さぁ、笑って たとえ辛い時でも
そう、笑うんだ たとえくじけそうになっても
空を雲がおおっていても 笑顔を忘れずにいれば
きっとどんな困難だって乗り越えられるさ
もしも君が いつでも心に笑顔を忘れずにいれば
将来への不安やつらい事にだって
自分に負けないで ちゃんと立ち向かえるはずさ
そうすれば明日にでも お日さまはニコニコと
君に笑いかけてくれるはずだから
いつも喜びに満ちた笑顔で
顔を輝かせているんだ
悲しみの影なんて 人に見せちゃだめだよ
たとえ涙がこぼれそうになっても
そんな時こそ 頑張ってでも笑顔でいるんだ
そう、君は笑顔のほうがずっと素敵さ
泣いたって、何の役にもたたないだろう?
どうかこのことを信じていてほしい
いつも笑顔を忘れずに生きていればこそ
素晴しい出会いや生きがいに
めぐり合えるのだということを・・・
若生りえさんというJazz歌手の方のブログから歌詞を転用しました。
この歌詞訳が、ぱんは一番好きだったので・・・。
http://blog.goo.ne.jp/wakorie/e/8a5af30c728bf119360265269bcff383
歌詞の載っているブログの一つ前のブログに、オードリーヘップバーンの詩が載せられています。
時間がある方、是非読んでみてください。
素敵な詩です。