広島県に比婆郡東城町というところがある。
ひょっとして市町村合併で、庄原市になってしまったのかな?
子供の頃は、家族や親戚と、帝釈峡という渓谷の綺麗な所へよく遊びに行った。
紅葉狩りが主だった様に思うけれど、友達と夏に行った時には、
レンタサイクルで、デコボコの遊歩道を綺麗な緑の中、
汗だくになって走った思い出がある。
その後、折り返し地点にあった素麺流しのお店で素麺を食べたけれど、
麺はフヨフヨにのびてしまっていたのに、なんだか美味しかったような気がする。
駐車場に車を停めるのが大変なくらい混雑していたけれど、
7・8年前くらいだったか、従姉と立ち寄った時には、
あの頃の賑やかさは全く無く、ひっそりと静かだった。
そんな自然に囲まれた所にも、そこなりの美味しい物はあって、
昔から変らない「竹屋饅頭」というのがある。
別段、恐ろしいほど美味しいわけではないが、昔からの素朴な「酒饅頭」なのだ。
この「竹屋饅頭」、看板商品がそのままお店の名前。
そして、地元のテレビコマーシャルに出てくる、お婆ちゃんで何となく話題になった。
地元の方言そのままで、おたふくさんのような顔をした可愛いおばあちゃんが
出演していた。
最近、浅草を舞台にして、若い女の子が和菓子職人として登場する
「あんどーなつ」というドラマを視た。
日本の和菓子は、やはり風情があってイイ。
浅草の下町の風情もイイ。
どこの和菓子屋さんでも、必ずシンプルな饅頭がある。
このドラマを視ながら、尾道の地元の和菓子屋さんの事を思い出し、
もっと素朴な、蒸した饅頭の事を思い出し・・・。酒饅頭の事を思い出し・・・。
「竹屋饅頭」を思い出し・・・・。
記憶の連鎖は続いて・・・続いて・・・。
そして最後には必ず、出来そうな物は作りたくなってしまう。
和菓子屋さんの上用饅頭のような物は作れっこない。
自宅で出来るシンプルなお饅頭。
「酒饅頭もどき」でいきましょう・・・と、あれこれレシピを見学し・・・。
ブラウンシュガーしかないので、
皮の色は真っ白じゃなく、
田舎饅頭の様。
酒かすなど、すぐには手に入らないから、
普通のお酒で・・・。
蒸しあがった後、ほんのかすかに、
本当にかすかに、酒の香り。
餡子は手前の薄甘粒餡。
今年のお月見は、白玉団子じゃなくて、こっちのお饅頭にしてみようかなぁ・・・。

