先日、2人目のモニター様がレッスンを終了されました
このモニター様は、フィセルが思うように焼けずにいました。
そして最後のフィセルのレッスンでも、やっぱり思うように焼けず、心残りがある終わり方になってしまいました
しかし終了後、『自分の為にも、先生の為にも頑張ります』と言われ、またすぐに復習をしていました
この気持ちが凄いんです
落ち込むのではなく、『頑張る』って思える事。
これが出来ない人も沢山いるんです
モニター様のフィセルは、こんな風にコブになってしまうのですが実は、私もこの状態になる事があり、とても悩みました。
私が焼いたフィセルです。
ネットでも解決法を沢山調べたところ、このコブが出来る原因は1つではない事がわかったのです。
・一次発酵の見極めが出来ていない
・ガスを抜き過ぎている
・成形時に生地を集めすぎている
・二次発酵不足又は過発酵
え~~~~って感じですよね…
原因多すぎ…
だけど原因を掴まないと、キレイなフィセルが焼けないので、モニター様には、大変だけど1つずつ原因を潰して行きましょうとお話ししました
一度に色々変更すると、何が失敗の原因だったかを突き止める事が出来ないからです。
生地作りは動画をお渡ししていた事、そして、今まではちゃんと焼けていた事もあり、今回の原因からは外しました。
そして、1つ1つの工程を丁寧にやる事をお願いしました。
慣れてくると、どうしても、ササ~~っとやってしまうからです
それでも、やっぱり上手に焼く事が出来ませんでした。
これはもう、1度初心に戻って、リュスティックを焼きましょうとお伝えしました。
リュスティックは、成形が無いパンです。
なので、生地がしっかり出来ていれば、気泡も入るし、クープも開くはずなんです
ところがモニター様から送られてきたリュスティックの写真にはクープが開かれていませんでした。
これは生地がダメなんだと思い、モニター様に確認すると一次発酵が過発酵気味になっていた事がわかりました。
このレッスンでは、本当に少量のドライイーストと、オーバーナイトと言われる、長時間低温発酵で生地を作って行きます。
作り方としては、生地を作ったあと、ある程度発酵させて冷蔵庫へ入れるんですが、その冷蔵庫へ入れるタイミングの問題が、今までの失敗の原因だと言う事がわかりました。
そうなると、冷蔵庫に入れるタイミングさえ間違わなければ成功するはずです
その後、モニター様から送られてきたフィセルの写真がこちらです。
出来たーーーー
やっぱり原因は一次発酵だったんです
モニター様は、凄く努力されてる方でした。
だからこそ、成功させたい!!!
レッスンが始まってから、終了までに焼いたハードパンの数は37本と言われていました。
しかし、2本焼きもあるから、もっとある。とも言われていました
どんな事もそうですが、努力をせずに成功させれる方って、本当に一握りだと思います。
皆さん、表には出しませんが、少なからず努力されていると思います。
最初はできなくて当たり前なんです。
私だって、最初はカチカチのバターロールから始まっています。
だけど、失敗をした時に、その失敗の原因を知ろうとする気持ちが本当に大切だと思います。
諦めないって大事。
努力はちゃんと結果として出るんだ!と再確認できた1日でした。
フィセルの中に龍が生まれた後
ハードパンのお問い合わせが2件ありました
でも、この龍…クープを2回入れた事によって現れたのです(笑)
頑張ってる人って、輝いてますよね。
こっちまでモチベーションが上がります。
私も頑張ろう!!
秋には、犬用パンの動画配信レッスンをリリース予定です。
その後、出来れば今年中に、食パン専門コースもリリースしたいと思っています。
そんな事も含め、近いうちにお知らせしたい事もあります
今回募集のハードパンコースレッスンは満席となりました。
お申込みありがとうございます。
次回の募集は6月中旬を予定しています。
ずっとリピしてる粉達