「お姉ちゃん、『ブライスドール』って知ってる?」

ある時、妹からそんな電話があった。何でもそのお人形の手作りのお洋服を一般募集していて、応募したらしい。入賞作品の一つに選ばれて、店頭で販売されるというのだ。友人と二人でデザインし、製作したそうだ。

 

 その人形は、1972年にアメリカで着せ替え人形として販売されたが、当初は振るわず、1年で生産が打ち切られたらしい。が、2000年になって、写真集が出版され、パルコのキャンペーンとして使われたことから、日本での人気に火がついたとか。

 

 そういえば、どこかで見たことがある。グレープフルーツくらいの大きさの頭に華奢な身体のなんだか不思議なお人形。大きなグリーンやブルーの目がエキゾチック感たっぷり。

 

 お店に並んだ実物を見るべく、私は娘とショップに足を運んだ。お人形のお値段数万円。とても手の出るものではない。私たちは記念にと、ブライスちゃんのハンカチを買って帰った。

 

 妹たちが手掛けたお洋服は、とっても素敵だった。モスグリーンのジャケットにスリムパンツ。革のお帽子やバッグなどの小物まで。妹の話によると、レザーの色にこだわってわざわざお友だちと染色までしたらしい。もちろん他のデザイナーさんのお洋服も私にとっては「どうしてこういうことが思いつくんだろう?」と思わせるものばかり。

 

こちらがお店に並んでいましたラブラブ

 

  お人形はとても愛おしかった。最初、「これが人気なのはなぜ?」って思ったけれど、そこにクリエーターさん達のこだわりが吹き込まれるからだろう。どのお人形も生き生きとして輝いていた。

 

 妹はモノづくりが得意だ。お部屋のランプシェードは手作り。子どものレインコートはママ友さん達にも好評で、複数枚作ったらしい。ただ手先が器用、というだけでなく、創造する力、アイディアも羨ましい。

 

 私にはそんな力、ないです。どうして姉妹なのにこうも違っちゃったんだろう?

カチューシャとバッグ、こんな細かい作業、私には無理ですえーん