先日、嬉しいものが届いた。
二子芋です![]()
お相手は、仕事上のお電話やFAXやメールでのやり取りのみの岩手にお住まいの方。1度もお目にかかったことはない。その方は、時々ちょっとしたメッセージをくださる。先日も、FAXの隅っこにちょこんと
「芋の子汁がおいしい季節になりました。北上の二子芋が有名です」
と、あった。読みやすくて美しい文字で、いつも心がこもっていて、お人柄がわかります。
それに私が
「恥ずかしながら、長く生きてきて『二子芋』を知りませんでした。涼しくなってきて、東北にはおいしいものがたくさんありそうですね」
と、今思うと催促のようなFAXを返信してしまった。
数日が経ち、この品が、私宛てに届きました。びっくりやら嬉しいやら‥‥‥。
東京のスーパーで買う里芋は5~6個入りの袋で、小さくて、ゴリゴリしている感じ。だから、私は年末に買うお正月用の煮物やお雑煮用は『八つ頭』とか『セレベス』に手を伸ばす。ちょっとお高くなるけれど、おいしいし、その時期だけスーパーの店頭に並ぶから奮発する。
ところが、この『二子芋』さん、調理の時からその違いがわかる。カットする時、包丁がス~ッと入る。もう絶対おいしいに決まってる。そして、レシピも入れてくださっていたからそれに沿って作って、ハイ!芋の子汁の完成。間違いはございませんでした。送ってくださった方の心もこもって、さらに暖まりました。
以前、友人が
「田舎から大量に送られてきたから手伝って~」
と『コシアブラ』という山菜をくださった。実はそれも私は知らなくて、てんぷらにするとおいしい、ということでやってみました。やっぱり美味でした。
伊豆から山葵、小田原から干物、狭山からお茶、山梨からブドウ、岡山から桃が届く。夫と私の友人だ。すべておいしい。自慢できる特産物がある地域、うらやましい。
東京生まれの東京育ちの私は、65にもなっているのに知らない野菜がもっともっとあるだろうと、残念な気分だ。同時に恥ずかしい。
「えっ?〇〇も知らないの?」
って言われちゃいそう。そして、東京にはこれぞ!というものがない気がする。
「何かお返ししたいな」
と思うが、何もない‥‥‥。
『東京ばな奈』も『虎屋の羊羹』も今じゃ、どこでも買えるしな。

