昨日の『あんぱん』に中園ミホさんの子ども時代らしき子が登場した。脚本を手がけた方だ。私はその昔は『NHK朝の連ドラ』に興味はなかった。というか、私にとって1番忙しい時間帯に、たったの15分で
「え~、この後どうなるのよ~」
を毎日繰り返されるのは苦手だった。
が、少し時間に余裕ができ始め、『マッサン』とか『ゲゲゲの女房』とかでハマり、『あさが来た』ですっかり虜になった。今では録画をして見ている。ただ、内容によってはあまり好みでないものもある。私はノンフィクションが好きだ。
ということで、今回は楽しい。『アンパンマン』の作者であるやなせたかしさんと奥様のお話だ。金曜日には月曜日が待ち遠しいくらいだ。
そもそも中園ミホさん脚本のドラマ、おもしろい。だいぶ前になるけれど、一番のお気に入りは『やまとなでしこ』で、あれは傑作だった。
夫婦間で空気が悪い時に、私には、とっておきのフレーズがある。
「今夜、たった一人の人に巡り合えた気がする」
と私が両手を胸の前で組んで、天を見上げるようにして言う。すると夫の機嫌がたちまちよくなる。
欧介さん役の堤真一さん、桜子さんのお父さんの小野武彦さん、桜子さん、若葉ちゃん、ピタリとはまった配役だった。
中園ミホさんと私は同い年だ。だから何?情報ですが。彼女は小学校低学年の頃にやなせたかしさんにファンレターを書き、それをきっかけにその後も交流が続いたそうだ。実は私、やはりその頃に、小学校行事として体育館で見たミュージカルのようなお芝居にとても感動して、その劇団に手紙を出した。感想文を書いて送ったのだ。日本が貧しかった頃、皆で協力して農地を開拓していく感動的なお話だったと思う。
すると、数日後に分厚い封書が届いた。
「練習風景、見に来ませんか?もし良かったら劇場でお芝居をやるのでぜひ来てください」
とたくさんのパンフとチケットが同封されていた。そこで私は
「えらいことになった」
とあせった。忙しい親、幼い弟と妹。私のためだけにお出かけするのは申し訳なかった。とても言い出せなかった。もしかしたら
「勝手にそんな手紙出して!」
と怒られるかもしれないと、それは何年も私の机の引き出しに眠ったままになった。
あの時、親にねだっていたら、私の人生変わっていたかな?いやいや、私にはもう1歩を踏み出す行動力と、すばらしい感性は備わっていない。どうあがいても中園ミホさんのように有名にはなれなかっただろうな。
先日、生まれ変わったら何になりたいかなんて急に考えた。今までも友人同士でそんな話をしてみたこともあったけれど、特に何もなくていつも頭を抱えるだけで終わってきた。そしたら、急に閃いた。
「舞台女優さんって、美しくて魅力的だな」
って。歌が上手で表現が素晴らしくて、何よりみんなの心を豊かにする。高い場所に立って、みんなの前で堂々とできるなんて、私にないものばかり。
そんな人に私は憧れる。
