20100509_親孝行契約
4月下旬の話ですが、
NHKクローズアップ現代で、
『シリーズ 中国・転換のとき 第2回 築けるか“ベターライフ”』
というのをやっていました。
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=2883
(動画も載っています)
上海万博がテーマとして掲げる「都市のより良い暮らし」。
しかし、豊かさを増す一方、過酷な競争社会となった上海では今、家族や地域の絆が失われ、孤独死の多発など様々な問題が起きている。
こうした中で、人々の“つながり”をとりもどし、支え合う社会を作り出そうとする試みが活発化している。
上海市では、年老いた親への孝行を「契約書」で約束させるという試みが広がっている。
さらに、一人っ子世代として、将来、親の介護を迫られる若い世代の間では、自らNPOを設立し、老人福祉のシステムを新たに作りだそうとする動きも出てきた。
シリーズ第2回では、上海の新興コミュニティを舞台に、人々の絆を再生し、支え合う社会を生み出そうとする模索を見つめる。
(上記URLより引用)
役所が媒介者となって、『 親孝行契約 』
驚きました
合理的と言えば合理的?、安心感を得られるのかも知れないけれど、
日本の文化には馴染まないなぁ、と思いました。
中国も、急スピードで社会が変化してきて、親世代も子世代も戸惑いつつ生活しているのだなという状況がよく分かる番組でした。
親は「同居が当然」という世代で、現代に戸惑い、
子供は、競争社会に打ち勝たなくてはならない、親孝行したいけど時間も余裕もない、と
世代の価値観の差を感じました
また、現時点で中国ではヘルパーという職業の地位がとても低いそう
「人のお世話をする」仕事は、素晴らしいのだけどなぁ
(数ある私の転職歴から、特に看護と、産業カウンセラー(人のお世話とは違うかな)の経験から、実感としてそう思います)
「期待」と「遣り甲斐」、さらに「工夫」や「達成感」・・・
う~ん、人間らしく生きること、長寿のキーワードを十分に網羅している。