20100323_カティンの森
この日観た映画は
『 カティンの森 』
第二次大戦中の多数のポーランド人銃殺事件
ある方のブログで紹介されていて、初めて知った映画で
勇気を持って観に行きました
観るまで、とても憂鬱でした
鑑賞後は、しばらく頭の中が真っ白になりました
どう振舞うのが正しくて、何が悪いのか、価値観がぐじゃぐじゃにされた気分になりました
映画館を出て、陽射しの眩しさ・暖かさ、のどかな伊勢佐木町の景色に救われました
戦争は、この世からなくなって欲しいと強く思いました
日常生活を送っている私たちだって、戦争に巻き込まれたら、判断基準がおかしくなってしまう
正しいことを正しいと言えず、間違っていると思ってもそうしなくてはならないかもしれない
今はまさかと思っても、虐殺する側に回るかもしれない
戦争は、人間を破壊する
人間は、ひとりひとり唯一無二の存在で、素晴らしくて、尊重されるものだけど、歯車が狂ってしまうと、弱くて、愚かで、醜いものに変貌してしまう。いとも簡単に
こんな恐ろしいことは繰り返してはいけない
現代人は過去の過ちから学ばなくてはならない
同じ戦争を扱った映画でアカデミー賞を受賞した 『 ハート・ロッカー 』 よりも、こちらをより多くの人に観てほしいと私個人は思いました
観る前も、観た後も、辛い気持ちになるけれど、それは正常な人間の感覚だと思うのです
今を生きる私たちは過去の出来事をもっと知らなくては、と思いました