仮にロッドの振り幅が同じなら、長いロッドの方がルアーはより大きく動きます。
逆に言えば短いロッドは長いロッドと比べてルアーは動きにくい事になります。
言い方を変えれば、短いロッドは逆にルアーを細かく動かすには好都合という事です。
このようにロッドの長さは用途や求める性能、使い勝手で最適になる様に考えられています。
上段はシマノ セフィアBBのR-511MLSのベンドカーブ
下段はダイワ エメラルダスボートEXの511ML-SMTのベンドカーブ
こうしてみるとシマノのソリッドティップの長さが際立っていますね(^^)
ソリッドティップ部分はイカのアタリを明確に目感度として写し込むためのこの長さなのかもしれません。
目感度を重視した設計なのでしょう。
エギをしゃくるにはソリッドティップ下の部分でエギを動かす事になります。
一方、ダイワのエメラルダスは極端でピーキーなベンドカーブでティップのSMTも短くて柔らかな設定となっています。まるでカレイ釣り用の綺麗に小突きが出来そうな造りのロッドとなっています。ティップ下はトルクフルでシャキッとした張りのある調子になっています。
もちろん、このシャキッとした部分でエギを飛ばすような使い方が設計者の意図するものなのでしょう。
この2つのロッド、エギを動かし易いのはやはりダイワのエメラルダスの方かもしれませんね。
人間の体の骨格からロッドを無理なく振る事が可能な範囲は人それぞれ大体、決まっています。
5フィート11インチの長さ、さらにはエギを飛ばすパワーのある部分はシマノ製の方がより手元に近いので、実質的なロッド長さは更に短くなります。
より意識したジャークをしなければダメという事ですね(^^)