8月28日(水)
対ホークス17回戦(長崎)
H 1-4 B
勝)山下 2勝4敗
S)マチャド 4勝2敗21S
観たかった投球が戻ってくる!
先発山下、これまでのように球が荒れることもない投球が戻る。カーブ、フォークも抜けることが少なく、ストレートは角度もあって重みを増して弾き返されない。4回裏、先頭の3番栗原に初球のカーブが真ん中に入り、ライトスタンドのソロホームランを許すも、それ以外はピンチも作らず。全体的なホークス打撃陣の早打ちもあり、7回まで投げ103球2安打2四球1失点。途中までこの1点が重くのしかかりそうであったが・・・。
打線は、相変わらずチャンスを活かせず。ホークス先発大関の前に再三ランナーを貯めながら無得点が続く。初回は1死から2番福田、3番太田連続フォアボールで1・2塁とするも、4番森が大きな当たりながらもセンターフライ、5番セデーニョはスライダーを打ち上げ、ファーストフライに倒れる。2回表は先頭6番杉本がカーブをレフトオーバーのツーベースで出塁も、後続なし。4回表は先頭森がピッチャー強襲ヒット、1死から6番杉本がデッドボール、7番西川がレフト前ヒットで満塁とチャンスを作る。ここで8番本来満塁に強い紅林であったが、不振そのままにツーシームを打って遊ゴロ併殺打に倒れて無得点。そのまま相手に流れを渡す形に・・・。
しかし7回表、相手に流れを手放してもらう。先頭6番杉本がセンター前ヒット、7番西川が送りバントの後、8番紅林がフォアボール、9番廣岡がレフト前ヒットで満塁とする。しかし1番来田がファーストへのゴロでホームフォースアウトで2アウト。またも満塁チャンスを活かせないと思われた中、ホークスベンチが動いて2番手津森に交代。これで流れが変わり、2番福田がフォアボールで押し出し、続く3番太田も古くントからストレートが外れて勝ち越しの押し出し、さらに4番森が腰にデッドボールを受けてまた押し出しと、3点をもらって勝ち越す。9回表は5番手田浦から1死後1番来田がフォアボールを選ぶと、2死から3番太田がレフト線へのタイムリーツーベースでダメ押しの1点を追加して、アウェー感の強い地方球場での戦いを制した。
山下はメカニックが崩れて今シーズンは身体を戻すだけで終わると思われたが、見事に身体を絞り切っており、球威とコントロールが戻ってきた。屋外、強風の中という面を考えても復活を印象付けた。打線はもらった3点だけでは不安も、9回に久しぶりのタイムリーが出たのは収穫。打ったのはやはり太田・・・やはりケガ離脱でチームにとっても最後の砦が崩れたと実感した今シーズンであった。その意味では来シーズン以降に期待が膨らむのである。
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