１０月２２日（土）
日本シリーズ
対スワローズ１回戦（神宮）
※写真はフォロワーさんからいただきました
敗） 山本 １敗
再三のチャンスを生かせず、エースで敗戦・・・。
先発山本、球が浮いたところをスワローズ打線に捕まる。初回先頭塩見に初球ストレートをレフト前に運ばれ出ばなをくじかれる。２死２塁から４番村上との勝負を避けて５番オスナとの勝負を選ぶが、カーブをたたきつけた打球が３塁ベースに当たったと判定されるレフト線へのタイムリーツーベースで２点を先制される。２－２で迎えた３回裏は、先頭１番塩見にインコースに投じたストレートが中に入り、左中間スタンドギリギリに飛び込むソロホームランで勝ち越される。さらに４回裏は先頭５番オスナに高く浮いたカットボールを左中間スタンドに運ばれる。５回裏、先頭９番代打キブレハンに３球投じたところで左わき腹に違和感があり降板。４回０／３で６４球４安打１四球４奪三振の４失点。立て直す前の緊急降板となった。
中盤のリリーフ陣は、粘りを見せる。後を受けた２番手比嘉は緊急登板ながら２三振を奪うベテランぶりを発揮。６回裏は３番手本田、４番村上のあわやの当たりもあったのち、２死から５番オスナフォアボール、６番中村の打球が直撃する内野安打とショート紅林の悪送球で１・３塁のピンチを迎えるが、７番サンタナをストレートで見逃し三振に抑える。７回裏は４番手阿部、２死から１番塩見にライト線に落ちるツーベース、２番山崎にライト前ヒットで１・３塁とするも、３番山田をスプリットで空振り三振に取りこちらも追加点を許さず。
打線は序盤こそ粘りを見せる。先制された直後の２回表、スワローズ先発小川から先頭４番吉田正がフォアボール、１死から６番西野がストレートをライト前ヒット、７番若月が同じくストレートをレフト前ヒットで満塁。打撃不振の続く８番紅林がストレートをライト前に運ぶタイムリーで１点を返す。さらに２死から１番福田が荒れる小川の球を見極め、押し出しのフォアボールで同点に追いつく。さらにチャンスが続くも、２番宗は難しいアウトローの変化球にショートフライに倒れて勝ち越しならず。
２－４で迎えた５回表、１死から２番宗がライト前ヒットで出塁するも、盗塁失敗。３番中川圭がライトサンタナのまずい守備でスリーベースヒットとなっただけにもったいなく。この後４番吉田正フォアボール、５番杉本デッドボールで満塁とするも、６番西野がボール先行のカウントから高めストレートを打ち上げてショートフライとなるこの回無得点に終わる。
試合は終盤に見せ場が来る。８回表、４番手清水から先頭６番西野がレフト前に落ちるヒットで出塁。２死２塁から９番代打Ｔ－岡田、初球フォークをセンター前に落とすタイムリーヒットで１点差に迫る。しかしその裏、５番手平野佳が不振。先頭４番村上にフルカウントからフォークが落ちず右中間スタンドに運ばれる。９回表は守護神マクガフに対し、１死から中川圭がレフト前ヒット、４番吉田正がフォアボールを選んで１・２塁とするも、５番杉本がストレートにタイミングが合わず空振り三振。６番代打頓宮はアウトローストレートに手が出ず見逃し三振で、初戦を落とした・・・。
神宮のマウンドにアジャストできるかが課題とされていたが、山本がマウンドに苦しみ最後は故障。同じ球種でも球速にばらつきが見えた上マウンドが低いために踏む出した左足の踏み込みが浅く、その分球が高めに浮いてコントロールしきれなかった。球数からみても決して多いほうではなく、そこから立て直そうとしたところでの降板であった。黒星スタートとなったこともあり、次回登板を前倒しして第５戦目で登板することになるか？そして今日は点差以上に打線の差であった。ホームラン３本のスワローズに対し、バファローズはほとんどエラーのスリーベースを除いてすべてがシングルヒット。打線の破壊力の差は歴然。特に真だったのが主砲の後を受ける５番の差。スワローズ５番オスナは先制タイムリーにホームランなど３安打。一方５番杉本は無安打、特に後ろ２打席の三振は、スワローズキャッチャー中村の巧みなリードですべて裏をかかれた感じである。凄味が感じられないために大胆なリードをされているように感じるので、ファーストストライクから狙う方がいいのかも・・・。
明日の先発は、予想を覆して山﨑福。大学時代の神宮での実績を買っての抜擢に応えられるか？
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