１１月２５日（木）
日本シリーズ
対スワローズ５回戦（東京ドーム）
勝） 山岡 １勝
Ｓ） 平野佳 １Ｓ
本） ジョーンズ１号ソロ
ま～だ、余韻にふけっております・・・。
先発山﨑福、リズムよく落ち着いた投球術で試合を作る。初回セカンド太田への当たりが内野安打となり不安であったが、自らの好フィールディングもあり後続を断つ。２回裏、調子の上がってきた５番サンタナをフォアボールで歩かせると、続く中村がレフト右へのヒット。ここでサンタナが吉田正のポジションを見て躊躇せず３進したのが効いて、続くオスナのサードゴロ併殺打で１点を先制される。同点に追いついてもらった直後の４回裏、先頭無化紙をストレートで追い込みながら、最後のストレートが浮いて真ん中に入り、左中間スタンドへ放り込まれ勝ち越しを許す。再び追いついた直後の６回裏、２死から村上の当たりはライト後方への当たり。ライト杉本のクッション処理がもたついたためスリーベースとなる。続くサンタナとは勝負を避けて降板。５回２／３を７７球５安打２四球５奪三振２失点。ここまで失点シーンを挙げてきたが、見た雰囲気からして連打を許す投球内容ではなし。２番手にはここまで大車輪の登板を続ける吉田凌。嫌な中村に対しフルカウントとなり、最後のスライダーはやや甘く入るも、中村が悔しがるほどの打ち損じでライトフライに抑え、ピンチを脱する。
一方打線は、スワローズ先発原の早く打たせて捕る省エネ投球にはまり、先制のきっかけを作れず。２回表に杉本がレフトへ初ヒットを放つ１本のみに抑えられる。４回表は先頭福田がライト前へ落とすヒットで出塁するも、続く宗の初球エンドランのスタートが悪く、宗が空振りしたため２塁は余裕でアウトとなってしまう。２死から吉田正がライト線にツーベースを放ってチグハグ感もあったが、続く杉本がセンター前にしぶとく転がし、２塁ランナー吉田正が激走して生還。３・４番で１点をもぎ取る。１－２で迎えた６回表、２死から吉田正のファーストゴロがファーストオスナの送球エラーを誘って出塁すると、続く杉本がヒットでつないで１・２塁。ここでスワローズベンチが先に動いて左の田口にスイッチ。バッターは５番Ｔ－岡田、ツーシームをライト前に運んでタイムリーヒット。ここで本塁送球を見たＴ－岡田がオーバーランしてしまい、挟まれるのを見た杉本が本塁を伺うも寸前でタッチアウト。次が調子の上がってきた紅林であっただけにもったいない走塁であった。
しかし、そのチャンスが流れたのを苦にしない紅林、続く７回表先頭打者として、３連投となる３番手石山からヒットを放って出塁。伏見が送って勝ち越しチャンスを作ると、８番に入った太田がスライダーを捕えて右中間を破るタイムリースリーベースで勝ち越しに成功。さらに代打モヤの詰まったフライに、長打警戒シフトのライトサンタナが追い付けず２点差とする。さらに８回表、２死から紅林が５番手大西からヒットで出塁すると、続く伏見にシーズン初ヒットとなるタイムリーツーベースが飛び出し、勝負あったか・・・と思われた。
リリーフは７回裏富山が被安打１も代打内川を併殺打に打ち取り役割を果たし、８回裏に登板したのは連投となるヒギンス。と球練習の時からコントロールできていないように見え不安であった。先頭塩見には０－２と追い込みながらフォアボール、続く青木にもストライクが入らず無死１・２塁。ここで不振の３番山田に対してもボールが先行し、３－１から投じたチェンジアップが甘く、打った瞬間それとわかるレフトへの３ランホームランで一気に同点に追いつかれる。さらに村上にも初球を捕えられるが、辛くもフェンス手前で失速して１アウト取って降板。変わって登板したのは、５か月ぶりとなる山岡。久しぶりの登板にややボール先行する苦しい投球であったが、アウト２つを取って復活登板を果たす。
そして９回表、こちらも３連投となる守護神マクガフが登板。これに対し、ベンチは代打の切り札ジョーンズを当てる。２－０からの高めストレートを捕えた当たりは、レフトポールを切れることなく飛び込み再度勝ち越し。その裏はシーズン初登板の平野佳、先頭西浦にいきなりフォアボールを与え、代打川端にはフォークが高めに浮いて危うかったがライトフェンスギリギリのフライ。その後無事に投げ切り、決戦の舞台を神戸に移すこととなった。
打線については、今日はまんべんなくタイムリーが効果的に出て復調か。吉田正はここまで左方向の当たりが多かったが、ライトへのヒットが出たことで、骨折の影響がさらに小さくなりそうである。また、安達に代わって今日セカンドに入った太田が２安打。やっと出場機会を得ての活躍に、今後の試合を託すのも一興。一方連投するリリーフ陣のケアは必要か。昨日好投したとはいえ、その翌日は不安定になるヒギンス。一説には家族が帰国しているための話もあるが、いずれにしろこの時期に来ての連投起用は避けたいところ。リリーフ陣の不安定感が際立っており、ベンチワークで勝敗が決まっている。どう切り盛りするだろうか。とにかく残り２試合、神戸での試合。まず第６戦は山本がイニングを喰ってくれることを祈る。
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