仮面ライダーZERO(ゼロ)
第二話
「恐怖の集団!! デッドヘルザー」


突如、世界をかつて脅かしたヘルズに代わって出現した、凶悪怪人、デッドヘルザー。
そして、突如現れた青年、漢堂雷太=仮面ライダーゼロと言う新たな戦士により、デッドヘルザーによる被害は見事退けられた。

果たして仮面ライダーゼロとは!?
そして、突如現れた漢堂雷太とは一体、何者なのか?

今から繰り広げられるそんな御一行達の、冒険と感動と爆笑(!?)の、珍妙なドラマである…‥。

先ずは彼(漢堂雷太)の耳を抓(つね)った状態で熊田のおやっさんの所まで連れて行く美華。
「さあ連れて来たわよ。
パパに挨拶しなさい!」
帰ってきた娘の美華と、そいつに連れて来られた漢堂雷太を眼前にする熊田のおやっさん。
「おお、美華。
それにさっきは俺に紙を渡した若造か。
キミが渡した紙を見たんだが、仮面ライダーゼロってのが現れるって言うのは、本当だったんだな。」
おやっさんがそう言うと、美華が気性を荒くしながらもこう言い出した。
「そう。それもこんなシャイな人がね、あの仮面ライダーゼロだったって言うのよ。
自分があの仮面ライダーって言うのをわざわざ隠したりなんかしちゃって! ホント信じらんない!!
こっちが恥ずかしいったらありゃしないわ!!
確かアンタの名前は漢堂雷太って言ったわよね…。
ともかく、男なら堂々と名乗り出なさいよ!
アンタみたいなウジウジした人がヒーローなんて初めてよ!
私はね、あなたみたいなシャイな男がね、大嫌いなの。
だから堂々と鍛えてあげようかしらね。
アンタのシャイなトコを直す特訓でね!」
美華からそう言われ、弱った状態となる雷太。
「勘弁してよ~…オラ精神面は極めて強くない方で…」
また更に怒りがこみ上げてくる美華の怒り。
「それがダメだって言うのよ!!
アナタもホント分からない人ね!
アンタみたいなヤツはヒーローじゃなくてナイーブなだけのプレイボーイね!!」
美華の怒りによって、雷太は完全に大弱りであった。

一方、街中で大暴れしていた怪人、デッドヘルザーは、集団で群れを成し、突然現れた仮面ライダーゼロを始末するための作戦計画を練っていた。
そんなデッドヘルザーら怪人軍団を仕切る、女首領が現れた。
「情けない者達だな。
突然現れた謎の若造如きに手こずった上に、一人倒されるとは…!
貴様達はそれでもデッドヘルザーの端くれか!!」

女首領からそう怒鳴られ、恐れを成す部下達。
「お許しくださいヴァイゲル様~!!
我ら部下に取って、このような事は想像以上でして…」

「言い訳は聞かん! そもそも貴様らの実力が伴わなかったからこうなっただけに過ぎん。
言い訳をする前に、対処すべきだったな!!」

ビビィッ!!

ヴァイゲルは部下達の仕置きの為に、両手から強力なビーム波を放った。
「お許しくださいヴァイゲル様~!!
お次はこの様な失敗は二度と…」
また更にヴァイゲルの怒りは炎上するばかりである。
「ええい、言い訳は聞かぬと言っている!!
ならばせいぜい一人か二人でも負けに行くがよい!!
最もヤツを倒し、そやつを我らの仲間に入れられればの話ではあるがな。」

更にまた自分らの不甲斐なさに対する詫びの敬意を露わにする部下達。
「申し訳ありません!!
ゼロは、今度こそ私たちが始末して参ります!!」

そして…

地上へは早速、新デッドヘルザー、マンドリルヘルザーが破壊活動の為に大いに暴れ回っていた。
「ヴァイゲル様の機嫌を損ねる事態をも早速招いてしまうとは…
だがこうなってしまった以上はオレが名誉挽回(めいよばんかい)の為に!!
ハアッ!!!」

マンドリルヘルザーの攻撃によって次々と地上で起こる連続爆破事件。

そんな連続爆破による事件を感知した漢堂雷太は、熊田のおやっさんの実娘、美華からの説教を受ける中、自ら早速の出動をした。
だが美華は、彼の出動の前に、雷太にこう言ってから出動を命じた。
「待って!
あなたがあの仮面ライダーである以上、怪人の悪事を阻止しに行くのは当然だけど、でも、抜け駆けしてあたしらから逃げようなんて思わないでよね!
あたしは、アンタがまたここに帰って来るのを待ってんだから!
必ず、帰って来てよね。」

美華がそう言うと、雷太はこう言って出動した。
「勿論逃げなんかしないさ、オラは。
必ずまたここに帰って来るよ。
キミの為に、おやっさんの為に。
じゃ。
変身!!」

漢堂雷太は早速仮面ライダーZEROに変身をして、事件発生現場まで身を赴(おもむ)いた。

そして事件発生現場。
大暴れするマンドリルヘルザーの暴走を食い止めようと現れ、奮闘する仮面ライダーZERO。
「そこまでにしてもらおうか、デッドヘルザー!!
お前らの身勝手な計画は、オラが終止符を打ってやる!!
覚悟しろ!!」
そんなライダーZEROに対し、余裕綽々のマンドリルヘルザー。
「バカなヤツよ。
こんなところまで命を捨てる為にわざわざ死にに来ようとは!
先ずは手始めにこいつらから行かせてやるとするか。
ヘルザー兵、行け!!」

デッドヘルザーの下っ端戦闘兵として現れたヘルザー兵。
早速大勢多数でライダーZEROを迎え撃とうとするも、ライダーZEROは自身の武器、ゼロデバスターの他、肉弾戦を繰り出し始めた。

「ティッ!! ハッ!
トリャッ!!」

バキッドコッズコッ
ライダーZEROはヘルザー兵を見事になぎ倒した。
そしてライダーZEROはマンドリルヘルザーに対してこう言い出した。
「マンドリルヘルザー! 今度はお前だけの力で、堂々と戦ったらどうだ!!」
するとマンドリルヘルザーはこう言った。
「なかなかの腕だな、ZERO。
ならば今度は、オレ様の強力電流攻撃を存分に浴びな!!」

マンドリルヘルザーの超電流攻撃が放たれ出し、ライダーZEROを迎え撃った。

「うわあああああああああああっ!!
なんて強力な電流攻撃だ…!」
痺れ出し、動きが鈍りつつもライダーZEROは根気で乗り切ろうとした。
「何のこれしき。
オラにはまだまだ奥の手があるゼ。
ライトホッパー!!」

ライダーZEROは自らの愛車=バイクを呼び寄せた。

ブブウゥーン!!

ドカッ
「ぐわああああああっ!!」

早速その場に現れたライダーZEROの愛車、ライトホッパーはマンドリルヘルザーに体当たりを食らわした。

「見事だよライトホッパー。
さて、散々電流を浴びせた腹いせに、こっちも逆襲させて頂こう!!」
ライダーZEROはそう言って早速、ライトホッパーに乗り始めた。
そしてその愛車から放つ攻撃でマンドリルヘルザーを迎え撃った。
「ライトパルサー!!」

ダダダダダダダダダダッ

「ぐわああっ」
バイクから放たれるビームを浴びてダメージを受けるマンドリルヘルザー。
そしてライダーZEROはトドメの一撃を放った。
「トドメの一撃だゼ。
行くぞデッドヘルザー!!
ライトホッパー、ブレイククラァーッシュッ!!」

グシャアアアッ!!
「おのれぇーっ!!」

ドカアアアアーン…

ライダーZEROは愛車の最強体当たり技、ブレイククラッシュによって、マンドリルヘルザーを倒した。
そしてまた、ライダーZEROは元の雷太の姿に戻り始めた。

「さぁて、事件も片付いたことだし、おやっさんと美華のトコに帰るかな‥。
とは言うけれど、娘の美華ってなんか怖いんだよなコレが…。
それにまさかあのおやっさんにあんな勝ち気な娘がいただなんて、今までで本当に全然知らなかったよ…。
それにしてもあの娘、おやっさんの隠し子なのかな‥‥。
ハァ~…こりゃあ戦いよりもツラかったりするなホントに。」

そしてそんな彼の影からひょっこり姿を現す美華。
「あたしが隠し子ですって!?
あたしは過去に戦った英雄仮面ライダーが活躍してた時には単に顔を出さなかっただけよ。
あんたも幸せ者よね、こんなあたしに存分にしごかれて、アンタみたいなこんな思いをするの他にそれ程いなくてよ。
それに、アンタがさっきから独り言でボヤいていたのを、アタシはずっと聞いていたんだからね!!」

「ビクッ!!」
美華の突然の出現により、ビクつく雷太。
そして美華はまた雷太に対してこう言い出した。
「アタシが怖いですって?
臆病者のアンタらしい事言うじゃないの。
お次はアンタをどうしごいてあげようかしら?
このエセ勇者!! ニセ仮面ライダー!! 野良犬男!!」

美華からそう言われて大弱りの雷太であった…。
「そんな殺生(せっしょう)や~‥‥」

一方その頃、デッドヘルザーを取り仕切る女首領、ヴァイゲルは…
またもライダーZEROによってデッドヘルザーが倒された事に怒りを上げるばかりであった。
「ええい、貴様達では当てには出来ん!!
やはりヤツはこの私が直々(じきじき)に出向き、始末した方が良さそうだな。
私の力、目にもの見せつければ、この期に及び、ヤツはもう二度と正義を尽くせなくなるであろう…。」

早速の出陣を図り始めるデッドヘルザーの女首領ヴァイゲル。
彼女が持つ力は果たして、いかなるものなのだろうか?


次回
仮面ライダーZERO(ゼロ)
第三話
「ゼロの最後!? 強敵女首領ヴァイゲル」

乞うご期待!!