見猿(みざる)聞(き)か猿(ざる)言(い)わ猿(ざる)という言葉があります。

調べたところ、
子供のころは悪い事を見たり・言ったり・聞いたりしないで、
素直なままに育ちなさい。という教育論の意味が込められているとのこと。

しかし、勝手ですが、その意味を理解した上で
今日は例えとして使わせていただきます。

ドイツに来て、半年の月日が経ちました。

練習の中でのお話。
チームメイトに
「Du musst mehr reden!!」(もっとしゃべれ)と言われます。
「Ich weiß.」って言いますが、
わかっていても、伝えられない時もあります。すぐに言葉が出てこないときが、、。
それで連携ミスからやられることだってある。
それでもチームメイトにその直後に、
「私はこうしたかった、そういう時はなんて言うののがいい?」と聞きに行き続け、
ドイツ語で色々教えてくれるようにもなったし、ドイツ語でプレーについての話も少しずつ出来るようになってきました。
「間違ってもいいからとにかく言って。どんな小さい単語でも、伝えて。」
「こっちはどんな言葉でも聞き当てるから」
と言ってくれるようにもなりました。

ただ、選手の数だけ個性も出るもので、特に様々な国の選手がいるこの環境。
それぞれの個性としてもちろん受け入れますが、
見猿(みざる)聞(き)か猿(ざる)言(い)わ猿(ざる)の選手も中にはいます。

何も言わないが上手くいかないことに怒る選手
自分の意見をぶつけ、こちらからの要求には聞く耳を持たない選手

もう一度言いますが、三猿の本来の意味を調べた上で書いています。

当たり前のことなのですが、
ここでは、三猿では生きていけません。
余計なものも意識して見て聞いて言っていかないといけません。

サッカー選手としても、1人の人間としても
本当に当たり前のことなんです。
見ることも聞くことも言うことも。

まだ言葉が全然理解できない最初の頃、
サッカーで示せればいいじゃん
言葉でサッカーしないじゃん
とか思ってました。

もちろんその通りです。
サッカーで示せばいいんです。

しかし、伝え合えるということは本当に素晴らしいこと。
自分がプレーする上でも、チームの中で生きていく上でも。

解決できなくても、自分の意見をぶつけること。
これがなにより大切だと、ここに来て凄く感じます。

これが出来る選手と、出来ない選手の差は非常に大きい。

すべてをというのは簡単なことではないけれど、
それでも自分は
見たいし聞きたいし言いたい。

結局、何が言いたいかというと、
「Ich muss mehr Deutsch lernen!!」
ドイツ語をもっと学べ!!
あっ違うわ。
伝えないと伝わらない
自分が聞く耳を持たないと、他人も持ってくれない

自分が見て聞いて言って、
初めて
伝え合える、ということです。


ということで、これからドイツ語上達の旅に出てきます。

また詳しい内容は明日にでも書きまーす。

ヒントは
Ich bin Kuh♡

Tschüs!!