〈前回までのあらすじ〉
泉の広場が無くなっちゃったよ(関西ローカルネタ)・・・ではなくて、平和を満喫していた仮面ライダージオウこと常盤ソウゴの前に現れたオーマジオウ。
彼はソウゴに、机の上から二段目の引き出しに隠してあるエッチな本を処分するか、隠し場所を変える様にと忠告する。
果たして、オーマジオウの狙いは何なのか?
ジオウ「でもさ、何であの本を処分か、移動させなきゃいけないんだ?理由を教えて欲しいんだけど」
オーマジオウ「ふむ、それはもっともな話だな」
「良かろう、理由を教えよう。実はだな、明日、ツクヨミがお前の部屋を掃除するんだが、その際に例の本が見つかってな、それ以降ツクヨミとタヒぬほど気まずくなる」
ジオウ「え?それはヤだな、でも、それって一時的な事なんじゃ」
オーマジオウ「確かに、普通なら時が過ぎれば解決するだろう、だが、あの本の16ページ目に載ってたヌ○ドモデルがツクヨミに似ていただろう?そのせいでだな、ツクヨミは、お前が自分を性的な目で見ているのではないかと勘繰りだした」
ジオウ「ええっ!?俺、ツクヨミをそんな目で見た事ないっていうか、考えた事もないよ」
オーマジオウ「解っている、だがな、その後にもツクヨミが風呂に入っている事に気付かず、脱衣所で服を脱いでいたら、彼女と鉢合わせてしまう「常盤ソウゴお風呂でラッキースケベ事件」や、リビングでつまずいて、ツクヨミの胸部に誤って触れてしまう「ツクヨミπタッチ事件」などの不幸な出来事が重なり、ついに彼女はクジゴジ堂を出ていってしまう」
「最後に一言、「ソウゴがそんな男だなんて思わなかった、最低!」の言葉を残して」
「それだけではない、ツクヨミの言葉を信じたゲイツも、お前の元を去ってしまう、「見損なったぞ、ジオウ」と言ってな」
ジオウ「そんな・・・あ、それであの本を」
オーマジオウ「そうだ、今ならまだ間に合う」
オーマジオウ「過去の私よ、取り返しがつかなくなる前に、あの本を処分するのだ」
ジオウ「解った、でも、なんでアンタは俺を助けようとするんだ?そんな事して、アンタに何の得が」
ポン
オーマジオウ「それはな、お前がツクヨミとゲイツの出奔をきっかけに、オーマジオウになる道を歩みだすからだ、さすがに外聞が悪かろう、「女の子にエロ本見つかったのがきっかけで、最低最悪の魔王になりました」なんていうのは」
ジオウ「ええっ、そんなしょうもない事で、オーマジオウになっちゃうの、俺?」
オーマジオウ「さすがにだな、臣下に「なぜ魔王になったんですか?」と聞かれて、正直に答えるのも情けない話だろう」
ジオウ「確かに・・・って、俺はアンタにはならないよ!何があろうと、俺は最高最善の魔王になってみせる!!」
こうしてソウゴは最悪の未来を回避する事に成功した。
その陰には、オーマジオウの忠告があった事は言うまでもない。
つっこまれる前に言っておくが、オーマジオウ、めっちゃ良い人やん(笑)!
では!