五郎さん「おおっ、誰が置いたか知らないが、旨そうなチキンだな。誰も見てないし腹が減ったから、頂くとしよう。」
カチッ
五郎さん「ん？何の音だ？まあ良い、それでは頂きま～す♪」
セイバー「ゴロウ・・・ご飯の前にお話があります。」
五郎さん「悪いが、後にしてくれないかセイバー。俺は腹が減って仕方ないんだ・・・うわ～っ！な、何故銃を向けているんだ～っ！」
セイバー「ゴロウ、貴方はこの間の女子会で出会った《しまかぜ》さんと仲良くしていた様ですね？」
五郎さん「え？い、いやそれは・・・」
五郎さん「って、お前は人様の夫婦喧嘩を撮影してるんじゃ無いよ！」
ガツガツ。
五郎さん「あ！おい、よせ！！それは俺の飯のおかずだぞ、あっち行け！」
セイバー「ゴロウ、呑気にご飯の心配をしてる場合ではないですよ？」
五郎さん「うわ～っ！は、話せば分かる。落ち着け、セイバー！！」
セイバー「浮気の代償はきっちり払って頂きます。」
パンパン！
チーン。
セイバー「ゴロウ、浮気さえしなければこんな事には・・・。」
セイバー「まあ、それはともかく・・・倒れても箸と茶碗を離さないとは、見上げた根性・・・いや、食い意地でしょうか？」
五郎さん「うおお～っ！うどんだぁ～っ！さっきチキンは食い損ねたから、これだけは食うぞ～っ！」
カチッ
セイバー「ゴロウ、浮気を反省しようとは思わないのですか？」
五郎さん「う、浮気なんてしてないぞ！本当だ、信じてくれセイバー！！」
五郎さん「おい、さっきから何をやっているんだ！女の子のスカートを覗くなんて、最低だな！！俺が成敗してやる！」
セイバー「ゴロウ・・・さすが私の旦那様です！私もお手伝いをしますよ！！」
チラッ
セイバー「・・・ゴ・ロ・ウ
」
セイバー「ゴロウ！今度と言う今度は、許しませんよ！！」
五郎さん「うわ～っ！やっぱりこうなる運命なのかぁ～っ！」
パンパン！
チーン(笑)。