教育は難しいものです。熱心に伝えようとするあまり、その方法が受け手にとっては押し付けに感じられてしまうことがあります。
特に熱血指導を旨とする上司の場合、その指導方法は一見理想的に思えても、
しばしば反発を招く原因となります。
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熱血指導
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私の元上司は、まさに典型的な熱血タイプでした。
新人教育においても、彼の教え方は「缶詰教育」で知られ、新人を会議室に閉じ込めては、長期間にわたってレクチャーを繰り返します。
表面上は、非常に献身的な良い上司に見えるかもしれませんが、
実際のところはどうでしょうか。
ある日、その新人教育を受けていた後輩から、面白い話を聞きました。
上司は目標設定について説明する際に、
「大きい猫と中くらいの猫、小さい猫がいる。目標を立てる場合、どの猫にするかが重要だ」
という例えを用いたとのことでした。
なぜ、猫に例えたのか??しかも、中くらいの猫って。。。
なかなか例えない発想ですよね?
これが意味するのは、達成可能な中間の目標を設定することの重要性ですが、
その教え方は、「理解しづらい」内容で、たびたび、こんなたとえ話が出てくるようでした。
この「猫の教え」を受けた新人は、長時間の閉鎖的な環境での指導が原因で精神的に疲弊し、自己否定に陥りました。
結局、自分はこの上司の期待に応えられないと感じ、会社を去ることを考え始めていました。
これを通じて私が学んだのは、当然ですが、
いくら良かれと思って行った指導やアドバイスも、
方法が間違っていれば逆効果になる
ということです。
教育者として、また
営業としても、
相手の立場に立って物事を考え、
伝え方一つを見直すことの重要性を再認識しました。
捻じ曲がった愛情は、しばしば教育の失敗につながります。
教育する側としても、どのように情報を伝え、相手を成長させるかは常に心に留めておくべきポイントだと思います。
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