営業の世界では、成果に応じてランキングが付けられることがよくあります。

私自身、特別優れた営業マンではありませんが、社会人1年目に入社した会社の初上司は全国1位の実績を持つ強者でした。
当時は、5000人規模の会社でしたので、おそらく800人以上の営業マンの中でトップということだと思います。
私自身はそのような高いランクには達しませんでしたが、その上司から多くを学びました。



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全国1位の営業とは?
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その上司は、しばしば、

「俺は全国1位になったんだ」

と自慢し、

「みんなにも好かれている」

と言っていました。


私は、当時、上司から縛り上げられていて、かなりむかついていたので、これらの話の真実を確かめるため、他の人に当時の状況を尋ねてみました。

返ってきた答えは衝撃的でした。


「あの人が好かれるはずがない。
全国1位になったのは、他人の客を奪ったり、自分の担当外の代理店の客を直販に変えてたりしていたんだよ。
本当に自分で好かれていると思っているのか?」

 



 

 

上司の全国1位の実績は本物でしたが、人望は別の話でした。
私は、良く同行があったのでわかりますが、
接客応対やクロージング能力は確かに素晴らしく、数字を0から作る戦略も見事でした。これは、間違いなく、ピカイチです。


しかしながら、人としての信用は皆無でした。
実際、私はその上司と1年半一緒に仕事をしましたが、彼を指名することや、リピートしてきた人は一件もいませんでした。逆に、私には、リピートの連絡がありました。

今年44歳になる私は、彼と同じ年齢になって思うことがあります。

彼のセンスや才能には勝てないかもしれませんが、
信用においては勝てるのではないかと考えています。

営業のスキルも大事ですが、信用を積み重ねることが、結局は最も重要なのかもしれません。

あなたには、営業において、信用貯金はどのくらいありますか?

 

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