- スリープレス・ナイツ+6(紙ジャケット仕様)/フライング・ブリトウ・ブラザーズ
- ¥2,800
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グラム・パーソンズの死後である1976年に発表された音源集。
グリーヴァス・エンジェルのアウトテイク(1、6、12)及び、ブリトウズのファーストとセカンドアルバムの間のセッション(2~5、7~11、13~18)で録音されたもの。なので、名義は「グラム・パーソンズ/フライング・ブリトウ・ブラザーズ」になっている。
自作曲は一切なく、カントリーのカバー曲が多い。
ブリトウズでのセッションは、アルバムを想定してやっていたわけではないからか、全体的にゆるい雰囲気が伺える。(手を抜いてるという感じではなく。)
聴けば分かるけど、ブリトウズのセッションは、全体的にグラム・パーソンズの元気が無い。ブリトウ・デラックス時と同じような、弱々しい感じ。
それとは逆に、ソロのアウトテイクでは、エミルーと共に素晴らしい声を聴かせてくれる。
イーグルスが活躍した70年代中盤、グラム・パーソンズもブリトウズもなくなったころに、そのルーツということでやっと彼らも評価され、こういった音源集が出たそうな。良いものは良いのに、当時なんで人気が出なかったのかな。世間のニーズにあってなかったということかなぁ。
ジャケットはなんだかCGっぽいよね。
01. Brand New Heartache - Boudleaux Bryant / Felice Bryant
(ブランド・ニュー・ハートエイク)
02. Tonight the Bottle Let Me Down - Merle Haggard
(ボトル・レット・ミー・ダウン)
03. Sing Me Back Home - Merle Haggard
(シング・ミー・バック・ホーム)
04. Your Angel Steps out of Heaven - Jack K. Ripley
(天使がやってくる)
05. Crazy Arms - CHarles P. Seals / Ralph Mooney
(クレイジー・アームズ)
06. Sleepless Nights - Boudleaux Bryant / Felice Bryant
(スリープレス・ナイツ)
07. Close Up the Honky Tonks - Red Simpson
(クローズ・アップ・ザ・ホンキー・トンクス)
08. Together Again - Buck Owens
(トゥゲザー・アゲイン)
09. Honky Tonk Women - Keith Richards / Mick Jagger
(ホンキー・トンク・ウィメン)
10. Green, Green Grass of Home - Curly Putman
(思い出のグリーン・グラス)
11. Dim Lights, Thick Smoke (And Loud, Loud Music) - Mildred Adair
(ディム・ライツ)
12. The Angels Rejoiced Last Night - Charlie Louvin / Ira Louvin
(エンジェル・リジョイスト・ラスト・ナイト)
--- Bonus Tracks ---
13. Six Days On the Road - Earl Green / Carl Montgomery
(シックス・デイズ・オン・ザ・ロード)
14. Just Because - B. Shelton / J. Shelton / S. Robbins
(ジャスト・ビコーズ)
15. Lodi - John Fogerty
(ロダイ)
16. Bony Moronie - Larry Williams
(ボニー・モロニー)
17. To Love Somebody - Barry Gibb / Maurice Gibb / Robin Gibb
(ラヴ・サムバディ)
18. Break My Mind - John D. Loudermilk
(ブレイク・マイ・マインド)
04、05、08、09、10、15、16以外は、Hot Burritos!やThe Complete Reprise Sessions、Sacred Hearts and Fallen Angelsにも被って収録されている。別テイクとかではなく、同じ音源。
01は、ここに収録されている中で一番調子が良いんじゃないかと思う。
別人かと思うほど、優しく柔らかな声で、エミルーとデュエットしている。素晴らしい。
ちなみにヒルマンとハーブ・ペダーセンもカバーしていて、こちらもなかなか良い。
13や16は、曲と演奏は勢いがあって好き。
16では叫び気味のボーカルが聴けるよ。
でも一番好きなのは03です。こちらなら弱々しい声もはまっている。
09はブルースも香らせつつ、ブリトウズ風に仕上げている。まあでも、ストーンズ版の方がかっこいいかなぁ…。
唯一15では、バーニー・レドンのええ声が聴ける。