- バーズ博士とハイド氏/ザ・バーズ
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1969年作品、7枚目。すごい!誰この人たち!全く違うバンドになったのかと思った!
ついにマッギン以外のオリジナルメンバーがいなくなり、新しい体制でのバーズとなった。
とは言っても、ずっとスタジオミュージシャンとして参加していたクラレンス・ホワイトが正式加入したので、そこはおなじみ。やっとだね。
前作よりもロック色が強くなったバーズ博士とハイド氏。彼らのアルバムの中で、もっとも目立たないのがこれだと思う。
そんな中で主張するのは、クラレンス・ホワイトのギターと(多分)ジョン・ヨークのはもり。
前者はいいですね。聴いていて楽しい。彼のお陰だろうか、急にライブ感溢れるアルバムになって驚いた。
ヨーク(多分)の声はいいんだけれど、コーラスに向いてない。ちょっと強すぎる。
全曲リードボーカルは、はりきってマッギンがとってます。
自分としては他のメンバーのも聴きたかったんだけれど、アウトテイクないんだろうかね?
タイトル&ジャケットは、何をどうしたいのかさっぱりわからない。迷走気味…のような…。Cowboys and Spacemen: A short saga
ブックレット中の写真にトライアンフのバイクとヒルマンが写ってるのが気になる。
ジャケ写人物は左端中央から時計回りに、ジーン・パーソンズ、ロジャー・マッギン、ジョン・ヨーク、クラレンス・ホワイト。
Roger McGuinn: 12-string guitar/banjo/vocals
Gene Parsons: drums/vocals
Clarence White: guitar/vocals
John York: bass/vocals
producer: Bob Johnston
engineers: David Dillar, Tom May, Neil Wilbum
01. This wheel's on fire - Bob Dylan / Rick Danko
(火の車)
リードボーカルはマッギン。いきなり崩れ気味じゃないか?
しかし演奏自体は大変かっこよい!新生バーズへの期待が高まるね!
02. Old Blue - Roger McGuinn (Traditional)
(オールド・ブルー)
リードボーカルはマッギン。
前曲とは違って、朴訥な歌い方。こっちのがいいや。
曲は無難だけれど演奏が良いよね。
03. Your Gentle Way Of Loving Me - Gib Guilbeau / Gary Paxton
(ユア・ジェントル・ウェイ・オブ・ラヴィング・ミー)
リードボーカルはマッギン。
ハーモニカ上手ね。ジーン・パーソンズかな?
04. Child Of the Universe - Dave Grusin / Roger McGuinn
(チャイルド・オブ・ジ・ユニヴァース)
リードボーカルはマッギン。
宇宙的な広がりを感じるこの曲、すごく良いです。好きです。自分的には、このアルバムのハイライト。
「キャンディ」という映画のために作られた曲で、同映画では違うアレンジを施されたバージョンが使われている。
ちなみに映画も見てみたけれど、えっ?えっ?てなってるうちに終わってた。万人にはおすすめできない。
妄想を映像化したような映画でした。女優さんがロリかわいいのと、メキシコ人(確か)役のリンゴ・スターと、エンディングシーンが見所だよ。そのうちもう一回見ようかな。
05. Nashville West - Clarence White / Gene Parsons
(ナッシュヴィル・ウェスト)
奇声は入るがインスト。
ジーン・パーソンズとクラレンス・ホワイトをフィーチャーした曲。
06. Drug store truck drivin' man - Gram Parsons / Roger McGuinn
(ドラッグ・ストアー・トラック・ドライヴィン・マン)
リードボーカルはマッギン。アルバム中最もカントリー色が強い。
クレジット、一瞬Gene Parsonsの間違えじゃないの?と思ったが、Gram Parsonsであってるらしい。ふーん。
バーズをこき下ろしたラジオ局のDJへの歌詞で、最後にはっきりおめーあてだよと入る。
批判でも反撃でも、ちょっと羨ましいよね!
07. King Apathy III - Roger McGuinn
(キング・アパシーⅢ)
リードボーカルはマッギン。
08. Candy - John York / Roger McGuinn
(キャンディ)
リードボーカルはマッギン。
最初、こちらが映画「キャンディ」の曲かと思いきや、没曲らしい。
サイケっぽいこちらのほうが、映画の雰囲気にあってると思うなぁ。
09. Bad night at the Whiskey - Joe Richards / Roger McGuinn
(バッド・ナイト・アット・ザ・ウイスキー)
リードボーカルはマッギン。
バーズにしては珍しい感じの曲。(何て言っていいか知識が足りない)
10. Medley My Back Pages/B.J. Blues/Baby What You Want Me to Do - Bob Dylan / Roger McGuinn, John York, Clarence White, Gene Parsons / Jimmy Reed
(メドレー マイ・バック・ペイジズ~B.J.ブルース~ベイビー・ホワット・ユー・ウォント・ミー・トゥ・ドゥ)
リードボーカルはマッギン。珍しくメドレー。何で入れてきたの?
--- Bonus Tracks---
11. Stanley's song - Bob Hippard / Roger McGuinn
(スタンレイズ・ソング)
リードボーカルはマッギン。
ヒッパードさんとの共作というと、宇宙宇宙電波電波したようなイメージがあるんだけれど、全く違う穏やかな曲。逆にひくよね(失礼)。
12. Lay lady lay - Bob Dylan
(レイ・レディ・レイ)
リードボーカルはマッギン。
13. This wheel's on fire - Bob Dylan / Rick Danko
(火の車)
リードボーカルはマッギン。01の別バージョン。爽やか。
14. Medley My Back Pages/B.J. Blues/Baby What You Want Me to Do - Bob Dylan / Roger McGuinn, John York, Clarence White, Gene Parsons / Jimmy Reed
(メドレー マイ・バック・ペイジズ~B.J.ブルース~ベイビー・ホワット・ユー・ウォント・ミー・トゥ・ドゥ)
リードボーカルはマッギン。10の別バージョンで、そっちよりも落ち着きがない。
15. Nashville West - Clarence White / Gene Parsons
(ナッシュヴィル・ウェスト)
05の別バージョンで、それよりも軽快だがシンプル。奇声もなし。インスト。